蒸気な日常

PCゲーム(Steam)を中心に、映画、小説などの感想もつらつらと。

2020年、注目のsteamのパブリッシャー3選

2月になってしまいましたが、2020年最初の投稿です。遅まきながら今年もsteamを中心に色々とゲームを楽しんで行きたいと思います。そこで今回は今年発売予定の作品を交えながら、注目しているパブリッシャーについて書いてみます。

普段あまり気にしないパブリッシャーも、よく見ると色々と特徴があったりして興味深いです。Steamだとこんな形で表示され、開発と同じところになっているところもあります(下に画像を貼りました)。最近はスクエニバンナムのような大手もいくつか開発スタジオを抱えて、パブリッシャーとして活動しているケースを見かけます。開発者(チーム)はゲームの開発に集中でき、パブリッシャーは各ストアへの対応や広告・メディア対応等、販売のノウハウを集約していくことができ、双方にメリットを生むことのできる仕組みだと思っています。

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Steamのパブリッシャー表記

Devolver Digital

Steam Publisher: Devolver Digital Super Fun Club

最初はここ。Hotline Miami、Shadow Warrior、Serious Sam等で注目を集めたパブリッシャーで、今やE3でも存在感のある大手といってもいいのかもしれません。
ここの扱うゲームはバイオレンス、レトロ感あるドット絵、そして強烈なブラックユーモアにあふれているものが多いです。毒のあるゲームが多いのが特徴なので、人によって合う合わないがはっきりします。去年もKatana ZeroやAPE OUTといった2Dアクションゲームをリリースしており、My friend PedroやGato Robotoも評価が高いですね。音楽の良いものが多いのも個人的に気に入っているところです。
ちなみに、最近GrisやPikunik、Heave Hoなどキレイ、かわいいゲームも出していますが、やっぱり本質的にはブラックユーモアが大好きなところなんだと思います。E3のステージ(?)がここ数年狂っているのでYoutubeなどで見てみると面白いです。
youtu.be

今年発売予定で期待しているゲーム

Carrion

store.steampowered.com
触手のかたまりみたいなモンスターを操作して人間と戦うアクション。体験版をプレイしましたが、この変なモンスターの操作が思いのままにできるのが意外と楽しい。

*** Eitr
store.steampowered.com
なかなかリリース時期が発表されない西洋中世風の見下ろし型ドット絵アクション。雰囲気にひかれるものがあります。

Raw Fury

Steam Publisher: Raw Fury Games

KingdomシリーズやGONNER、Tormentor❌Punisher、DANDARAのようなドット絵系(アクションが多め)のゲームと、Kathy Rain、Whispers of a Machine、Mosaic、Night Callといったアドベンチャー系のゲームをリリースしているパブリッシャー。いかにもインディーという感じのアイディアや雰囲気に光るものがあるゲームが多く、今後のリリースにも期待しています。アドベンチャー系は日本語対応があったりなかったりという状況のため、今後対応が増えてくるとうれしいのですが。以下に挙げる3作品はすべて日本語対応予定です。

SABLE

store.steampowered.com
一風変わったグラフィックが目を引くオープンワールド。音楽も良さそうで、この世界の中を自由に飛び回ったりできるのは楽しみです。

THE LAST NIGHT

store.steampowered.com
自分の好きなジャンルであるサイバーパンクのアドベンチャー。これもかなり世界観の作り込みに手間がかかっていそうで期待していますが、発売時期がなかなか発表されず待っています。

Star Renegades

store.steampowered.com
宇宙を舞台にしたSF感が魅力的なタクティカルRPGローグライクという要素をどう入れてくるのかが気になるものの、同じ開発元のHalcyon6というゲームも評価が高いようで、やりごたえのありそうな雰囲気です。

Annapurna Interactive

Steam Publisher: Annapurna Interactive

サヨナラ ワイルドハーツDonut County、フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと、Gorogoa、スマホ用ゲームでヒットしたFlorenceなど、とにかくおしゃれな雰囲気のゲームが多いところです。去年はOuter Wildsが各種GOTYでもノミネートに挙がるなど、今かなり勢いに乗っている感のあるパブリッシャー。Kentucy Route Zeroが日本語対応したり、日本語で楽しめる作品も多いのがうれしいところ。とりあえず1作だけ挙げますが、Outer WildsのSteam版もリリースを予定されており、それも楽しみにしています。

Twelve Minutes

store.steampowered.com
イムループからの脱出を図るアドベンチャー。サスペンス的要素に興味をそそられます。


その他、インディのパブリッシャーとしてはKlei、tinyBuild、Team17 Digital、plug in digitalあたりも良作佳作が多いところだと思います。ただ、最初のDevolverもそうですが、インディ系は発売後半年ぐらい経つと値崩れが激しく、かなりの良作でも無料配布のような客寄せの道具に使われてしまうことが多いのが悲しいところ。とはいえ安いからつまらないというものでは無いですし、埋もれてしまうにはもったいないゲームがたくさんあるのは確か。好みに合ったゲームをうまく見つけ出すための1つの方法として、自分の好きなゲームのパブリッシャーから選んでみるというのも良いと思います。