蒸気な日常

PCゲーム(Steam)を中心に、映画、小説などの感想もつらつらと。

Hyper Light Breakerの大規模アップデートを調べてみた

Hyper Light Breakerについて

Hyper Light Breakerのタイトル画面
タイトル画面
Hyper Light Drifterの続編として今年1月にアーリーアクセスとしてリリースされた作品。あまりにも高難度かつ説明不足で分かりにくいため不評が集まっていたが、問題点を少しずつ改善して評価も変わりつつ開発が進んでいた。そんな中、4月末に大規模アップデートが入り、大きくゲーム内容が変わっているので、自分の頭を整理する意味も兼ねて紹介してみたいと思う。果たしてどんな姿で完成を迎えるのか。 以下、5/6時点のバージョン0.6.0.116389での内容です。今後も大幅に変わるかも…… store.steampowered.com

キャラクター

キャラクターは現状5種類のはず。未解放キャラのアンロックには中ボス(クラウンと呼ばれる)を倒して手に入れるアイテムが必要。個別に見てもあまりピンとこないので並べて比較してみる。

初期ステータス

名称 HP バッテリー アーマー ストライク 衝撃 スタミナ クリティカル率% クリティカルダメージ%
ヴァーミリオン 75 85 80 90 100 100 6 150 0
ラピス 75 90 95 100 100 100 5 140 0
ゴロー 75 75 70 85 110 100 6 150 2
ラヴォーナ 65 100 70 110 100 150 9 170 0
ロンド 70 90 70 110 105 150 8 160 0

ヴァーミリオンのステータス画面
ヴァーミリオンのステータス画面
各ステータスの名称が分かりにくいので、簡単に触れると以下のような意味(とイメージ)。

  • HP:体力。高い方が当然タフで生存率が上がる。後述のアーマーと合わせて防御力は決まってくる。
  • バッテリー:銃の総弾数に影響。重要そうだがそうでもない気がしている。
  • アーマー:被ダメージの軽減に影響を与える。とにかくすぐ死んでしまうゲームなので、初期プレイヤーにはかなり重要なパラメータ。
  • ストライク:剣など近接武器の威力。基本攻撃なのでこれも重要度が高い。
  • 衝撃:銃など遠距離武器の威力。バッテリーが尽きると撃てなくなるのであくまで補助武器のパラメータ。
  • スタミナ:ダッシュ回数に影響。高いと逃げやすいがパリィも身に付けた方が良いのでそこまで重要ではない。
  • クリティカル率%、クリティカルダメージ%:これはそのままなので2つまとめて省略。そもそもあまり出ないし出ても分かりにくい。
  • 運:取得するアイテムのレアリティとダメージ上限に近いダメージ安定に影響。地味に大事で、好みによるが重視する価値のあるパラメータ。

こうして一覧にして見ると、初期キャラクターのヴァーミリオンはかっこいいけど尖ったところがない印象。とりあえずはHPとアーマーが高く、ストライクも高めのラピスを使うのが間違いないかも。アーマー低めの下3キャラについてはある程度ゲームに慣れてきてからが良さそうなものの、攻撃特化で紙装甲のラヴォーナ、バランスのロンド、運のゴローというところでラヴォーナとゴローに可能性を感じるところ。

成長要素

マップ内のほこらでは、ためたブライトブラッド(通貨のような一番集めやすいもの)でレベルアップすることができる。今後要調査ながら、ひとまずラピスだけ調べた内容。ランダム要素があるかもしれない。HP、アーマー、ストライクという基礎的なパラメータは順調に伸びるが、スタミナ、クリティカル率は伸びなかった。底上げにはなるが、入手できる装備でのステータスアップの方が大きく感じられるため、2,3上げたら後は回復薬に回した方が良いかもしれない。HPは武器など装備でも上がるため、装備品は比較しながら慎重に選ぶ必要がありそう。

名称 HP バッテリー アーマー ストライク 衝撃 スタミナ クリティカル率% クリティカルダメージ% 必要なブライトブラッド
ラピス 75 90 95 100 100 100 5 140 0 初期状態
ラピスLv1 78 94 95 102 104 100 5 145 1 100
ラピスLv2 82 98 95 104 106 100 5 150 2 150
ラピスLv3 88 90 97 108 106 100 5 165 3 250
ラピスLv4 92 96 101 112 106 100 5 170 4 350
ラピスLv5 100 102 103 114 106 100 5 180 5 450

ほこらでのレベルアップ
ほこらでのレベルアップ

全体的なシステム

これまでは自動生成されるマップに対して、4回のラン(死亡/デス)で1セットという形だったが、アップデート以後は1マップは1デスで終わりというシンプルな形になった。その代わり拠点に帰還がしやすくなり、1回のランで何度も拠点に戻って回復と強化を行って攻略するというシステムになっている。分かりやすくなったが、1つのほこらでの帰還は1回限りという制限は無くても良いように思える。 以前は隕石が降り始めたり強敵が現れ始めたらとりあえず一度帰還を目指すというプレイだったが、ほこらを見つけたらその時点の余力に合わせて回復薬の入手、レベルアップ、帰還と選べるのはゲームとしても幅が出たかもしれない。

戦闘

ゲームの根幹である戦闘については大きく変わっていない。とにかく1対多で、序盤からマップを眺めている間に四方八方から攻撃されるという状況は少し緩和されたかもしれない。攻撃については、ダッシュと攻撃のボタンを同時押しで出るフラッシュステップという攻撃がとても重要。防御(パリィ)についてもチュートリアルで少し教えてくれるようになった。戦闘だけで書くことが山ほどあるが、筆者自身が使いこなせていないのでここでは省略。

マップ

地下のエリアが追加された。1枚の全体マップしかないので、上下の高低差は付近に行ってみないと分からない。マップ上ではアイコンが表示されているのに何も無い場合、近くに地下への入り口が無いか探すことになる(オープンワールド等でよくある∧∨のマークで高低は何となくは分かる)。入り口は洞窟のようなパターンとロックされたエレベーターの場合があり、エレベーターはキーを持っていないと入れない(ここはアップデート前と同じ)。洞窟もエレベーターもローグライクらしく、おそらく何パターンか決まっているので、把握できれば探しやすくなると思われる。 リリース当初はマップはすべて表示されていたが、途中のアップデートから初期状態は限られたエリアのみで、探索するとマップが広がって記録される形になった。これは探索している感覚が得られて楽しくはあるものの、次にどこを目指せばいいのかは分からなくなってしまった。わりと闇雲に探索することになる。

マップ画面
マップ画面

その他

新武器やアンプ(クールタイムのある特殊武器)が追加されているが、あまり入手できていない。そもそもアンプは選り好みできるほど拾えない。初期武器がランダムなので、最初に自分が不得意な武器をひいてしまうとモチベーションが上がらない。多数の敵を相手にする場面が多いため、攻撃が「線」や「面」になるブレードやエッジが使いやすく、「点」になりがちな槍は使いづらい。

装備の画面
装備の種類は多数あって強化もできる

とりあえず終わりに

全体的にバランス調整はまだまだ必要そうながら、帰還を繰り返しながら1マップを攻略していくという方向性自体は良さそうなので、今後のアップデートにも期待したい。この記事もアップデートするかもしれない。

【Steam】2024年 今年遊んだゲームタイトルの振り返りと来年の期待作(後編: ACT&STG)

つづきですが前編とつながりはありません

後編はアクションとシューティングゲーム(FPSでなく2Dの方)についてです。
元々僕はこっちのジャンルの方が好きだと思っていたんですが、最近はアドベンチャーオープンワールドのゲームの割合も増えてきている気がします。寄る年波には勝てないのか?あきらめてしまって良いのか?セガは倒れたままなのか?というわけで、こちらも比較的マイナーなものを挙げていきたいと思います。


2024年に遊んだタイトル

【アクション】九日ナインソール

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いきなりですが、自分の年間ベストを挙げるとしたらこの作品です。メトロイドヴァニアにパリィ主体の戦闘を組み込み、強力なボス戦が特徴的なゲームシステム。中国古代神話、道教思想をSFと融合させたハードな設定・ストーリーと、それを和ませる動物的キャラクター達。アクションゲームとしての作り込みと、ストーリーやキャラクターの魅力が両輪となって、最後まで飽きることなく進めることができました。個人的に中国の歴史物が好きなのもあって、ことごとくツボにハマりました。

ナインソール、拠点でくつろぐ主人公

細かくはSteamのレビューで書いてますんで、ここでは省略します。メトロイドヴァニアに探索アクションだけでなく、物語性を求める人に特におすすめと言えるかもしれません。

steamcommunity.com


【シューティング】Rainchaser Demo

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これは2D縦シューティングの体験版で、1面だけでしかも英語でしか遊べないんですが、それでも既に完成度が高く一時期熱中していました。今年楽しんだゲームであり、来年(以降?)のリリースが楽しみなゲームでもあります。

システム的には緊急回避用のボムは無く、アイテム取得によりショットの種類が増えるので、それを使いこなしていくことで様々な敵に対処していくという形。色数の少ないドット絵ということもあり、ZeroRangerに近い印象を受けます。

Rainchaser Demo、ボスの口上が終わる前に撃ち込み始めると表情が><



パターンがしっかり決まったシューティングなので、繰り返しプレイして敵の出現位置を把握した立ち回りができると、早回しができてハイスコアにつながるといったチャレンジングな要素もあります。ゲーム終了時にスコアによるランク評価があり、オペレーターの子がほめてくれるのもあって、何となくリトライしてしまう中毒性がありました。

 

【シューティング】ラジルギ2

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これだけSteamではなくPS4です。Steamでも出て欲しいんですが、このタイトルのためにPS4を起動して遊ぶくらいには楽しんだタイトルになりました。ラジルギマイルストーン社が2005年にアーケードで発売した縦シュー。マイルストーン社が色々あって今はRS34という会社がIPを継承しており、久々のナンバリングでの続編となりました(ラジルギノアラジルギスワッグ等他にも作品はあります)。

全5面で真ボスあり、1プレイあたりの時間があまり長くならないので繰り返しプレイしやすいです。自機が2種類あるんですが、これが全然性能が違うもののどちらでもきちんと成立しているあたりはよく調整されていると感じます。最初はクセの少な目な固地老(コジロウ)が扱いやすいかと。もう1つの村雨は独特ながら、従来のラジルギプレイヤーにはなじみやすい機体です。

ラジルギ2、ニコニコ動画のようなコメントが流れて常時にぎやか

ポップなアートとおしゃれな音楽、ラジオアレルギー(電波アレルギー、略してラジルギ)の女の子が巻き込まれる深刻なストーリーと、色々興味を引くよな要素が揃っており、シューティングゲーム以外の面でも魅力のある作品。個人的に音楽がかなり好きで、サントラでよく曲を聴いています。

 

【シューティング】BLUE REVOLVER

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こちらも縦シューですが、これは元々2016年に発売された作品です。当時はSteamに限らずシューティング作品の新作が少ない中での発売で、多くのプレイヤーに好評だった記憶があります。その発売から約8年後の今年11月、Blue Revolver Double Actionとして、追加コンテンツの大型アップデートが行われました。なんと購入済みのプレイヤーは無料。機体の追加やサブウェポンの追加に、最終面である5面は大きく見直しが行われています。一言で言うと胸熱展開なわけです。

Blue Revolver Double Action、新キャラクターが追加。左右にガジェット的な表示も追加

弾幕シューは人によってはハードルを高く感じてしまうものもあると思うんですが、この作品も他の良作シューティング同様、最初は難しく感じでもプレイを繰り返しているうちに上達が感じられるような難易度設計になっています。

特徴的なドット絵、ノリの良い音楽(アレンジャーとして日本のHAGANEさんが参加されています)、オンラインスコアランキングからは上級者のリプレイを参照することもできたりと、とにかくよく作り込まれた作品。正直なところ自分にはハード相当の難易度は全然歯が立たないんですが、それでもイージー、ノーマル相当の難易度だけでも十分楽しくプレイできています。


2025年の期待タイトル

【アクション】Hyper Light Breaker

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Hyper Light Drifter開発チームの新作。Drifterは2Dアクションでしたが、今作は同開発のSolar Ashのような3Dアクション。相変わらずの独特の色彩感覚は健在で、どんなオープンワールドが作られているのか楽しみです。しかもどうやらオンラインマルチのようで、どんな作品になるか興味津々というところです。

 

【アクション】ラッビシュ

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この作品は「Castle In The Darkness」「アスタロン -地球の涙-」というメトロイドヴァニアの良作を開発したチームによる新作。8bitや16bitぐらい時代のシンプルな雰囲気を維持したまま今風に作り込むのは最近ちらほら見かけますが、このチームはかなりそれが上手いと感じており、本作も期待できそうに思えます。

ちなみに、タイトルは英語だと「LOVISH」のようなので「ラビッシュ」じゃないかなぁと思いつつスルー。

 

おわりに

というところで、後編も終わりです。ナインソールやBlue Revolver あたりが顕著ですが、作品から開発者の熱量だったり愛が伝わるようなものは良いですね。こういった作品に触れられるのはうれしい限り。手元のメモを見る限り、2024年はSteamでプレイしたゲームでエンディング相当まで到達したのは40本。来年もリアルを忘れて(崩壊しない程度に)没頭したり、日常では得られない感動が得られるような作品に出会いたいものです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。皆さまよいお年をお迎えください!

 

【Steam】2024年 今年遊んだゲームタイトルの振り返りと来年の期待作(前編: RPG&AVG)

2024年が終わってしまう

はてなのログイン方法もすっかり忘れていましたが、今年こそは振り返り的な記事を書いてみようと思います。

今年は公私ともに慌ただしく、仕事では機械学習やら仮想通貨など、これまで縁の無かった最新技術を扱うようになり、プライベートでは親族の遺産整理であたふたするなどしておりました(特にお金持ちになったわけではなく)。僕はもうすぐ50歳のおじさんなんですが、まだまだ世の中知らないこと、勉強することが多いなぁとあらためて感じる一年でした。


そんな中、今年もたくさんゲームを楽しんだのでいくつか挙げて紹介します。これまでのエントリと趣向が異なり、アクション要素ほぼ無し、アドベンチャー色強めで埋もれてしまいそうなタイトルを選んでいるので、読んでいただいている方のゲーム探索の一助にでもなればうれしいところです。

※2024年に遊んだタイトルで、2024年発売とは限りません。

2024年に遊んだRPG&AVGタイトル

RPG】Path of the Abyss

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タイトル自体は2023年12月にアーリーアクセスとして発売、継続的にアップデートがされ2024年12月もまだアーリーアクセスですが、正式リリースも遠くなさそう。ウィザードリィライクな白黒に近い色調の3DダンジョンRPGで、ゲームシステム自体は既にほぼ完成しており、アイテム・スキル追加やバランス調整などが行われている状況。ラスボス撃破までプレイ済みで、正式リリースとなったら再度プレイしようかと思っています。

Path of the Abyss、酒場にて。

特徴的なのは戦闘がターン制ではなく敵味方同時進行で進む点と、自分のパーティーの行動をあらかじめデッキのように組んでおくという点の組み合わせになっているところ。しかもかなりスピーディーに進むのが自分には新鮮な体験でした。任意のタイミングでポーズをかけることができるので、実際は焦る必要は無いんですが、BGMがハイテンポでノリの良いのと合わさって独特の緊張感があります。加えて、おそらく初見で目を引くセンスの良いイラストで表現される数々のモンスターやボスが、単調になりがちなダンジョン探索を盛り上げてくれる良作。

 

【アドベンチャー】たんぽぽプラネット-Dandelion Planet-

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こちらもまだアーリーアクセスのアドベンチャー。まだアップデートが行われてはいるものの、最後までひと通り遊ぶことができ、完成は遠くない気がします。遠い未来、どこかの田舎の星に療養に来た主人公が住民たちと触れ合う穏やかな日々を体験するテキストアドベンチャー

たんぽぽプラネット、住民とのふれあいに癒しを感じる

全体的に絵本のようなタッチで、優しい登場人物ばかりなので、忙しい日々を送る人にとってはこのゲーム自体が癒しの療養体験になるかもしれません。対戦型SNSやら対立煽りやらキャンセルカルチャーやら、つらいリアルに疲弊した人に触れてもらいたい作品。

 

【アドベンチャー】Eliza

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面白いけど難しいパズルゲームを多数発表しているZachtoronicsのビジュアルノベル的なアドベンチャー。以前から気になっていた2019年の作品。Zachtoronics作品ですが特に難易度の高い内容ではないです。

AIの開発者にまつわる物語で、ここで登場するAIというのは人間のカウンセリング用途に作られたもの。何でもできる自律的なAIではなく、あくまでカウンセリングの会話をするのは人間の顧客と人間のオペレーターで、AIはその会話を解釈して、オペレーターに次はこの話題を聞いてみようとか、こんなアドバイスを与えようといった指示を出します。

Eliza、カウンセリングを行っている画面。細かな情報量の多さが少し怖い。

プレイヤーはオペレーターの立場を体験することを通じて、色々な人とコミュニケーションを取ることになります。これはプレイしてびっくりしたんですが、このAIの仕組み、既に現在近いものが実際に作られています。センセーショナルな自律的なAIが登場する前の過渡期的なAIを想定した物語という着眼点は珍しく思え、近い未来だからこそ描かれる内容も現実的で、登場人物達の悩みや感情の揺れ動きは非常にリアルなものを感じました。Steamのタグでは「ディストピア」「SF」と付いていますが、このゲームの一部の内容はほぼ現実になる予感があります。AIに注目が集まっている今こそプレイする価値のある作品かもしれません。

 

【アドベンチャー】The Invincible

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スタニスワフ・レムSF小説『The Invincible』をベースとしたアドベンチャー。若干のアクション要素はありますが、複雑な操作や激しい戦闘等は無く、ウォーキングシミュレーターに近い作品。未知の惑星レギスIIIを表現したグラフィックスが美しいです。ホラーっぽく見えるかもしれませんがジャンプスケア要素は無し。発売は2023年で、2024年に日本語対応しました(おそらく家庭用機発売と同タイミング)。

レムの作品は『ソラリス』を小説・映画ともに鑑賞済みで、人知を超越する存在に出会ったとき人に何ができるか、何をするのか、というようなテーマはSFならではのものと思われます。本作もそういった相手に対する恐怖、怒り、受容といった一連のプロセス的なものをたどりつつ、マルチエンドの結末を迎えます。

The Invincible、美しくも不気味な惑星での探索。

ゲームプレイ後に原作小説を読んだのですが、近い内容ながら主人公とその境遇はゲーム向けにアレンジされており、雰囲気を損なわずにうまくレムの世界を体験できるように作られていると感じました。ハードSFのゲーム化という意味ではお手本のような作品なのかも。日本ではあまり見ないジャンルではあるものの、こういう作品はもっとプレイしてみたいものです(作るのは大変そう)。

 

【アドベンチャー】Nobody Wants to Die

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こちらもSF、レトロフューチャーな雰囲気ながら2329年とかなり先の未来で、人の意識をデジタル化して肉体をサブスクのように乗り換えて利用している、というのがキモの設定。主人公である刑事ジェームズは、ある富豪の殺人事件の捜査に取り掛かるが、事件の裏には様々な人物・組織の思惑がうごめいており……というハードボイルド探偵小説のような物語。レトロフューチャーと触れたように酒、タバコ、クラシックカーを模した空飛ぶ車など、20世紀の探偵モノの影響を色濃く受けている様子。主人公の口が悪いのも昔かたぎな探偵ものを思わせます。

Nobody Wants to Die、事件現場。

捜査には色々なガジェット・ひみつ道具が出てきて、時間をさかのぼったり熱反応をたどってみたり、こういった要素はいかにもゲームらしく、リッチなグラフィックスもあって使いこなすのが楽しいです。時間をさかのぼる捜査はTACOMA(これも良作)を思い出しました。この作品もアクション要素はほぼ無いです。流血・ゴア表現ありでジャンプスケアは無し。

このゲームは大きく2種類のマルチエンドになっており、途中の選択でラストシーンが大きく変わります。一応、たどり着きにくい方がトゥルーエンドと扱われているようですが、どちらをグッドエンド・バッドエンドと解釈するのか、人によってはモヤモヤするだろうなぁと思いつつ、ビターな物語がかなり好みでした。

 

2025年の期待タイトル

Hollywood Animal

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This is the  Policeを開発したスタジオの最新作。舞台はハリウッド、映画製作をめぐって金と権力争いのドロドロとした物語が展開しそうです。This is the Policeシリーズは3作遊んでいますが、一筋縄ではいかない登場人物達と、プレイヤーを善悪と利害で葛藤させるストーリーが特徴的なので、今回も苦渋の決断を迫られるのを楽しみ(?)にしています。

 

というところで一旦終わります。何だか重苦しいゲームばかりわざわざ楽しんでやってるような内容になってしまった……でも良い作品ばかりです。アーリーアクセスの2作については完成が楽しみでもあります。

この後はACT&STG編も書きます。たぶん。

【Steam】キュートでシンプル、80~90年代アーケードをリスペクトしたアクションゲーム

久々のエントリ、今回はSteamのアクションゲームについてです。もうすぐSteamオータムセールもあるので、その参考になればうれしいです。

最近はレトロゲームの復刻が盛んで、80~90年代頃の名作が次々と移植やリメイクされています。その頃10代~20代前半ぐらいだった40~50代は日本の人口的にも多いですし、その世代が懐かしく感じるゲームは注目も集めやすいタイミングなのかもしれません。

そんな中、過去の名作の移植やリメイクではなく、あえて新作で当時のゲームのフォーマットをなぞり、良作を作り出している方々もいます。今回はそんな80~90年代リスペクトのアクションゲームを紹介してみます。

あまり注目されていないものが多いものの、このまま埋もれさせてしまうのはもったいない、という思いで今年や最近の発売に限らずに書いていきます。

 

DonutDoDo 

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最初はこれ。ドンキーコング、ポパイ、パックマンあたりをリスペクトした固定画面アクション。画面内のドーナツをすべて集め、最後に画面上や中央にある巨大ドーナツをゲットすれば面クリア。1周5面で、2周エンド。操作は上下左右の移動とジャンプだけ。イージー+ミディアムとミディアム+ハードの難易度があり、5つの面それぞれで趣向が凝らされています。



Good!

  • 単純明快なルール(ドーナツを集める)
  • シンプルな操作性、はしごに飛びついたり昇り降りの速さは今風のアレンジも
  • 各面ごとに工夫されたギミック 
  • とっつきやすく分かりやすいドット絵
  • 1周5面で2周エンドというコンパクトさ 
  • 印象的で素晴らしいBGM (サントラはBandcampにて発売中)

 

良いところばかりであまり大きな欠点が見つからないんですが、各面のギミックを理解し攻略するには慣れが必要なので、何度も繰り返しプレイすることに折れてしまう人はいるかもしれません。

とにかく完成度の高い本作、オプションでの画面サイズ設定やCRT風のエフェクトのオン/オフ等、細部までゲームを作り慣れている印象があり、アップデートもこまめに行われています。やり込んでいくとスコアアタックやタイムアタックに挑戦したくなってくるあたりも面白いところ。興味を持った方、懐かしさを感じた方はぜひぜひプレイしていただきたいです。

 

Annalynn 

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地下を探検するAnnaLynnを操作してヘビと追いかけっこをしつつ、コインを回収して面クリアを目指す。これもいわゆるドットイートタイプの面クリア型でDonut Dodoと似たところがありますが、こちらはパワーエサでの逆転や、画面が2,3画面分スクロールしたりします。難易度も少し難しめ、全ステージ数も多めで攻略のしがいがあります。

 

Good!

  • シンプルかつキュートな見た目(アナリンがかわいい)
  • 理解しやすいおなじみのルール
  • 変化に富んだ面構成

 

何面かクリアするごとにパックマンのような幕間のデモが入ったりして、こちらも過去の名作をなぞってうまくまとめられた作品。敵キャラの追尾能力が高く、先回りされることに最初は面食らうかも。油断するとすぐ逃げ場がなくなりますが、敵の行動を読んで立ち回れると楽しくなってきます。コンティニューもできるため、クリアだけならある程度ゴリ押しでもできます。洞窟探検をしている雰囲気がとても良く出ています。

 

Whip! Whip! 

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こちらは一気に画面が華やかになって、時代もスーパーファミコンぐらいまで進んだ印象。80年代後半~90年代のバブルボブル以降に代表されるタイトー系の固定画面アクションを彷彿とさせる作品。日本の開発なのでストーリーは日本語で表示されます。全100面、途中でボスとの対決あり、2人同時プレイ可と、かなりその頃のタイトルを意識した作品という印象です。音楽も元ZUNTATAのCOSIOさんが担当されており、かわいらしい見た目にマッチした良曲が揃っています。

 

Good!

  • 分かりやすい操作性
  • まとめて敵を倒す爽快感 
  • かわいらしいキャラクター、アイテム
  • ストーリーを補完するデモ(日本語対応)
  • 100面の長丁場ながら変化のあるステージ構成

 

「E」「X」「P」「A」「N」「D」の6文字を集めると1upするという、リスペクト元のゲームを知っているとより楽しめるような各種演出があり、アーケードの固定画面アクションが好きな方にはかなり響くと思います。

 

Ookibloks 

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2015年と、発売から時間の経ってしまった作品ですが、個人的にお気に入りなのでこの機会に紹介。サル(ウーキー)を操作して画面内のすべてのバナナをゲットするという、ドットイート系アクションの亜流で、常に跳んで移動するため、壁にぶつかるまで曲がれないというのがポイント。大きなワールドマップがあり、ジャングル、火山、氷河など特徴ある各ステージをクリアしていくと、最後にボス戦があるというこちらもタイトー作品リスペクト。

 

Good!

  • 動物たちのかわいらしいキャラクター 
  • 各ラウンドの地形に合わせて用意されたギミック 
  • 統一された雰囲気、ワールドマップ
  • アクセントとなるボス戦 

 

主人公の動きに制限があるので、今回取り上げている中では最もパズルっぽい要素があります。とはいえ進行状況は保存されコンティニューもできるので、じっくりプレイすれば最後までたどり着ける難易度で、豊富なステージも楽しめる作品だと思います。

 

おわりに

シンプルに遊べるアクションゲーム、4本紹介してみました。海外インディの作品が多いものの、オプション項目等細部まで作り込まれていて完成度の高い作品を選んだつもりです。それとともに、作り手側のゲームへの愛情、過去の名作へのリスペクトも感じられます。たまにはこういったゲームを「やられたー、もう1回!」とプレイしてみるのも良いんじゃないでしょうか。

2020年印象に残ったゲームと2021年の期待作

2020年はコロナの影響もあり、これまでよりもかなり家で過ごす時間も増え、ゲーム・映画などの趣味に接する時間が多くなりました。そんな中、まずは2020年に遊んだゲームで印象残ったものを振り返って、いくつか挙げてみたいと思います。

 

2020年に印象に残ったゲーム4本

個人的な趣味ですが、SF・サイバーパンク好きにとっては至福の一年で、その傾向は今年も続いていくのかもしれません。サイバーパンクディストピア、ポストアポカリプスといった、色々な形の「未来を体験できる作品」というのは何だかわくわくします。

 

Shovel Knight: King of Cards

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まずはこちら。2014年発売で、続々とアップデートを続けてきたショベルナイトの最後の大型アップデート、というか追加シナリオとでも言えばいいのかな?ショベルナイト、プレイグナイト、スペクターナイトに続くプレイアブルキャラ4キャラ目のエピソードです。とにかく作りが丁寧で、遊びやすい2Dアクション。ドット絵の雰囲気、音楽、完璧な日本語対応と隙の無い優良作。今回はアクション以外にも、カードゲームがついており、作中に登場する敵とアクションだけでなくカードゲームでも対戦ができます。難し過ぎず簡単すぎず、プレイしていて楽しい感覚はカードゲームでも健在。ショベルナイトシリーズは多くの方に触れていただきたいです。

 

Orwell: Keeping an Eye On You

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SFというのはその中でまた色々なジャンルに細分化されますが、近未来を題材にしたものの場合、どれくらい「ありえそう」か、現在の延長線上にあるのか、といったところが1つのポイントになると思います。本作は政府や大企業による人々の監視、管理が進んでいったらどうなるか……という題材で、非常に「ありえそう」と思わせる説得力のある作品です。基本的には選択肢やクリックアンドポイントの選択で進むアドベンチャーですが、プレイヤーのモラルや考え方を問う選択肢が登場し、エンディングも複数あるようです。ただクリアして終わりではなく、ゲームでの体験をもとに、現在や将来のあり方を考えさせられる、こういった作品が自分は好きです。

 

Outer Wilds 

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これについてはあちこちで評判になっているので、あまり詳細な説明は省きます。自分もかなりやられてのめり込みました。宇宙探索、タイプループ、キャンプでマシュマロ。素晴らしい作品。以下の記事も紹介しておきます。

nlab.itmedia.co.jp

 

Cloudpunk
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サイバーパンク好きにとって、昨年は『Cyberpunk 2077』が最大の話題作でしたが(自分もまだプレイ中です)、スケールでは劣るもののこちらも味のある良作。いわゆるマイクラのようなボクセル表現で作られたマップや数々のオブジェクトが想像力を喚起します。登場人物やエピソードも引き込まれるものが多く、ホバーカーで街のあちこちを飛び回ってみるのが楽しいです。この手のものではお約束かもしれませんが、ブレードランナーニューロマンサー等、サイバーパンク作品の知識があればあるほど楽しめるところもあるため、サイバーパンクのジャンルが好きな方には文句なくお勧めです。

  

2021年発売予定の期待作4本

後半は、今年発売予定で期待している作品を挙げてみます。 

Cyber Shadow 

『ショベルナイト』シリーズを手掛けたYacht Club Gamesの期待の新作。ニンジャ!メカ!漂う悲愴感!ノリノリのBGM!もう楽しみで仕方ない。

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Starstruck 時をつなぐ手

ちょっと説明しがたいんですが、SF的なストーリーで展開される音ゲー、というとちょっと違うような。無料体験版があるので、興味を持った方は是非。これは幅広い層に楽しまれる作品になりそうです。

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Alien Hominid Invasion

Castle Crashers』『BattleBlock Theater』等で知られるthe Behemothの初期作品のリメイク。軽快なアクションとかわいくも変なキャラクターが大暴れする作風はこれまでどおり。

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Ex-Zodiac

最後は自分がKickstarterで応援しているゲーム。少し懐かしさを感じるローポリ3Dシューティングです。これも体験版があり、完成に期待しています。

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と、そんなところで今回はここまで。

現在は『Cyberpunk 2077』にどっぷりはまっているので、それはまたあらためてまとめられればと思います。

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Team Grybanser Foxというシューティング大好き開発チームについて

久々の投稿です。仕事とゲームが忙しくて……まぁ、平凡かつ幸せな日常を送っております。今回は「Team Grybanser Fox」(以下Grybanser)という主にSteamで活躍している(はずの)開発チームが作っているシューティングゲームの魅力について、語りたいと思います。


 

* 出会いはZenodyne R

 Zenodyne R on Steam

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90年代シューティングへのリスペクト感のあるZenodyne R

Steamでは日々たくさんのゲームがリリースされています。その中から自分の好みに合わせて色々なゲームを買って遊んでいくわけですが、そうしているうちに自分でも気づかなかった「好きなゲームの傾向」が分かることがあります。私の場合、元々好きだったアクション、シューティング、シミュレーションあたりに加えて、ステルスや忍者、サイバーパンクにめっぽう弱いことが明らかになり、動物や魚がたくさん出てくるゲームが好きらしいとか、あまり意識していなかった謎の特性に気付いたりします。

 

そんな中で、インディのシューティングということで何となく買ったのが『Zenodyne R』と『Zenohell』。どちらも似たタッチのSF系縦スクロールシューティングで、パワーアップやボムがある90年代のアーケードシューティングを意識したレトロ感あふれる作りです。このゲームを購入した2016年頃の自分は『ダライアスバーストCS』にドはまりしていたこともあり、「そこそこ良くできてそうだけど、少し地味だな。今プレイしているゲームに飽きたらやってみるか」ぐらいの、よくある積みゲーを増やしてしまう感覚で後回しにしてしまっていたのでした。

 

・衝撃のFire Arrow Plus

 Fire Arrow Plus on Steam

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とにかくテンポのいいFire Arrow Plus

そして時は流れて2020年。たまたまセールで安く売っていた『Fire Arrow Plus』という縦シューが目に留まり、「ああ、これはZenoなんとかの……」と思い、購入してプレイしてみることに。すると!なんと!

「うわああああああ面白いいいいいいいい」

気が付けば何度もリトライしてクリアを目指して熱中している自分。

このゲーム、いにしえのキャラバンシューティングを意識しており、3分と5分の各モードで時間内orクリアまでのスコアアタックを行う作りになっています。すなわち、1プレイが長くても3分か5分という短さなわけです。それでいてハイテンションなBGMと、ジャラジャラでるスコアアイテム、『TATSUJIN』や『ドギューン!』のようなメカっぽい東亜プラン系デザインが、妙に心を燃え滾らせてきます。

難易度的にはなかなかの歯ごたえで、画面下から出てくる知らないと即死の敵や、攻撃をかわすポイントを覚えないとダメな中ボスなど、アドリブよりパターン構築寄りです。その反面、パワーアップしすぎて画面中を埋め尽くすほどになる自機の弾や、使いどころを決めるとかなりの破壊力があるボム等、プレイヤー側も対抗の手立ては用意されており、攻略のしがいがあります。更に3分と5分の各モードの最後にはボスが出てきて、倒すとエンディングまでちゃんと流れる作り込み。率直に楽しいです。

ところが、肝心のスコアアタックの方はローカルのみでオンラインはなく、世界の凄腕プレイヤーがどんなスコアを出しているのかは分かりません。よくよく考えると道中の中ボスの出現パターンもランダムなので、マジメにスコアアタックをすると運に左右されすぎる気がします。そんな、良くできているようで、あとちょっとのところで粗が見えてしまう惜しいところを見て、自分は「この開発元は注目してみると面白いのでは?」と興味を持つようになりました。

 

・Jet Buster(クライムスイーパー・元アイドル・27歳)

 Jet Buster on Steam

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かわいい…かわいい?

そんなところで、Grybanserから出ている他に出ている作品は……と探して見つけたのがこの『Jet Buster』。ここにきて獣人?ケモナー?と大幅な方向転換に戸惑いを感じつつも、購入してプレイ。やっぱりショットとボムで進むオーソドックスな縦シュー。すると、やっぱり、面白いんですよこれが!確実にゲームとしての完成度が上がっている。

ビジュアル的にはいかにも海外の方が描いた絵で、日本の細かいタッチの美しい漫画やアニメで目が肥えている日本人的には、ちょっと物足りなく見えもするんですが、そんなことを考えているうちに、自分がGrybanserのどこに魅力を感じているのかに気付くことができました。

おそらくこの開発者達は、シューティングゲームが好きで好きで仕方なくて自分たちで作っちゃった人達で、その熱意がゲームから滲み出ているんです。

プレイしていると分かる、シューティングゲームとして大切な部分へのこだわりの数々。敵の爆発はSEを含め派手に。敵弾は自機の弾とはっきり判別をつけて見やすい色に。スコアエクステンドにより得点稼ぎ要素に攻略の意味も持たせる。縦シューとしての縦長の解像度をウィンドウモードでもフルスクリーンでもきちんと維持する。Steamで100円~1000円ぐらいで売られているインディの作品を多数遊んでいると、一見当たり前のようなそんなこだわりをきちんと積み重ねていることが、いかに作り手が熱意を持って作っているのかの証明として伝わってきます。

「俺たちの作ったシューティングを遊んでみてくれ、シューティングゲームって最高だろ?」

そんなGrybanserからのメッセージを感じずにはいられない。何だかケモノたちもかわいく見えてきた!

 

* そして期待の新作へ

Super XYX on Steam

Zenodeath on Steam

洗練された大手メーカーや一流クリエイターの作品も面白いのですが、Grybanserのように現在進行形で進化していく開発者のゲームをリアルタイムで味わうことができるのは、インディを追いかける醍醐味です。『Zenodyne R』から比べて、『Jet Bluster』まで確実に進歩しているのが感じられます。

この記事を書いているのは2020年8月1日。まさにその8月に、Grybanserの新作『Super XYX』の発売が予定されています。トレイラーを見てもメカメカしいデザインの中でドラゴンが吠えてたりして、過去作に回帰した雰囲気を再び楽しめそうです。もう1本『ZenoDeath』というこれまでのZenoシリーズの新作も今夏発売予定ということで、こちらも合わせて、Team Grybabser Foxの作品を今後も楽しみにしたいと思います。

リラックスしたい方におくるsteamで遊べるパズルゲーム4選

今回はパズルゲームについて。最近は新型コロナウィルスの流行もあり、自宅で過ごす時間が増えた方も多いのではないでしょうか。気持ち的に疲労しているときや気分転換をしたいときなど、軽く楽しめるパズルゲームを紹介したいと思います。

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Zengeより

今回紹介するゲームのポイントは以下3点。

  • パズルではあるもののシンプルで難しすぎない
  • 見た目が美しく気持ち良くプレイできる
  • steamで安く買える(セールなら100円や200円)

HexCells

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隣接する六角形のセルに表示される数字をヒントとして、「開いて良いセルをすべて開く」というマインスイーパー的なパズル。シンプルでちょっと頭を使いつつもどんどん進められるので、気持ち良く集中できます。steamでは既に人気シリーズとなっていて、2020年4月5日現在全部で5作リリースされています。
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Glass Masquerade

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こちらはステンドグラスを使ったジグソーパズル的なパズル。これはパズルとしての難易度はかなりやさしめで、ピースがカチッとはまったときの気持ち良さはなかなかのもの。サクサク進めて完成した絵の美しさで達成感に浸ることができます。1の追加パズルのDLCや続編にあたる2がリリースされていますが、2の方はピースが小さく複雑な絵も出てくるので、まずは1をプレイしてみるのがおすすめです。

Zenge

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シンプルながらいろいろなギミックが登場するのが楽しいパズル。この開発者の方は他にも同様のシリーズとも言えるパズルゲームを多数リリースされており、同じようなプレイフィールで楽しめるパズルがたくさんあります。
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Zen Chess: Mate in One

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単純明快なチェスの一手詰め。各面、ほとんど一瞬で解けますが、パズルを解く快感のようなものが手軽に大量に味わえるので気持ちよくグイグイ進められます。たった100円ながら300問のボリュームがあるので、気分転換になったところで残りは別の日にまわしたりする遊び方もできそうです。チェスの駒の動きを理解する必要がありますが、このゲームで覚えるのもいいかもしれません。このゲームもシリーズ化されており、2手~4手詰め等があります。
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まとめ

個人的なものかもしれませんが、パズルゲームは一時的に周囲の雑事を忘れてゲームに没頭しやすく、リフレッシュする効果が得やすいように思います。今回は短時間で(しかも安価に)、そんな効果がありそうなものをまとめてみたつもりです。うまくリフレッシュして乗りきって行きましょう!